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夢の巷

Category美術/展覧会 2/8

9月の展覧会雑感vol.5

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展覧会のハイ・シーズンに突入したが、この時期開かれる企画展ってこんなに多かったっけ?気合いを入れて見ていると、展覧会一本といえど結構疲れるんだよな…。さて、まだまだ続く感想です。ベルギーロイヤルコレクション展@太田記念美術館残念ながら前期は見逃してしまった。制作当時の色彩が鮮やかに残る春信がいくつか。春信は褪色した状態がすでに自分の中の基準となっているので、鮮やかすぎる紅が却って不自然に思えてしま...

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9月の展覧会雑感vol.4

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夏風邪にやられておりました。変な気候のせいか、なかなか治りが悪くて参ります。さて、引き続き9月の展覧会感想です。明治の七宝@泉屋博古館清水三年坂美術館の所蔵品を多数借用してきた展示。日本の七宝の歴史のはじまりと発展をたどることができる。技術の概略を紹介するコーナーもあり、気が遠くなりそうな超絶技巧が必要な技法だと初めて具体的に知った。好みで言えば林谷五郎。また無銘のもののなかにも繊細さを感じさせる...

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9月の展覧会雑感vol.3

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ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展@国立新美術館あまり期待せず気楽に見に行ったのだが、これもまた非常に面白かった。絵画が裕福な市民層に売られる時代、静物画・風俗画は一種の調度品だったといえる。売れ筋のテーマを描く職業画家がそれらを手がけているのだが、静物画といっても力の入りっぷりや抜きっぷり、売りになる技などが十人十色、百花繚乱といった風で見ていて飽きない。展示されている作家のほとんどが、あ...

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9月の展覧会雑感vol.1

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ジュリアン・オピー展@水戸芸術館この間からファッション誌などで大々的に取り上げられており、広告デザイン系の作家さんなのかと軽い気持ちで出かけてみた(これで判るように予備知識ゼロ・笑)。実は…美術のすごく根本的かつオーソドックスな問題(=人体表現と肖像)に取り組むとてもおもしろいアーティストでした。人体や人の姿を極限までミニマルな線や色で表しながら、動きや個性まで描きとる技に軽い感動を覚えました。な...

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8月の展覧会雑感

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さて、間が空きましたが展覧会の感想です。所用で関西に行き、丁度開催中の展覧会いくつかに足を運びました。本当は広島現代美術館の石内都さんの原爆をテーマにした新作展も見たかったのですが、スケジュールの都合で断念。神戸市立博物館は、メディアが協賛する大規模展の巡回会場となることが多く、こちらが所蔵しているコレクションを見る機会がこれまでありませんでした。丁度、所蔵品がまとめて展示されているということで、...

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