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  • Author:M
  • blog “夢の巷”
    日々の感想文。

    エレファントカシマシのファンになって1○年。しかし最近はチケットがとれにくくなってきたためめっきりライヴには行かなくなってしまいました。
    近年は歌舞伎マニアと化すが、新歌舞伎座も開場し歌舞伎熱もやや沈静化。

    好きな役者さんは播磨屋=中村吉右衛門、中村歌六、中村種之助、中村米吉。萬屋=中村時蔵、中村梅枝、中村萬太郎。音羽屋さん、大和屋さん(三津五郎さんの方)も好き。上方の松嶋屋、山城屋さんもいけます。

    一番深く関わっているのは美術。ジャンルにこだわらず展覧会に足を運んでいます。
    (プロフィル写真は夜の旧歌舞伎座。)

    メールは hanaotoko [@] zoho.com まで
    (文字の間のブランクとカッコをはずして下さい)
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エレファントカシマシライヴ@C.C. Lemon hall(2008.5.3)

エレカシのライヴに行ってきました。

今回はとにかく客席の雰囲気が明るい。若く新しいファンが確実に増えているのだろう。
バンドへのストレートな期待と興奮が、メンバーの登場で一気に高まっていく様子は、
これまでにはみられないものだった。

そんな客の熱いフィードバックを受けた今日のエレカシは驚くほど確信に満ち、
包容力に溢れていた。
中盤、MCの途中でミーハーなチャリ掛けを繰り返すバカもいてイライラさせられたが、
そんな雑音を無視して宮本は演奏を進めた。有象無象すべてを包み込んでいってやる、と
いう心意気と冷静さを感じた。数年前と比べ、エレカシは確実に色々な面でスケールの
大きなバンドへと脱皮したのだ、と実感した。

ライヴは一曲一曲、とても丁寧に曲紹介をしながら進められた。
宮本のしゃべりには浮ついた感じが微塵もなく、真面目に、誠実に曲のことを伝えよう
としているのが伝わってきた。演奏も練習を繰り返したのだろうなと思わせる、力強く
綻びのないバンドサウンドだった。

セットリストはあちこちで出ているから略。以下、覚えていることを。
ヒラマ氏と蔦谷氏のサポがはいっていたので、「Dead or Alive」(ライヴでは何年ぶり
だろう?)も「今はここが真ん中さ」も音が華やかで分厚い。
全体を見ていると、今回サポに入ったg.のヒラマ氏は、本来宮本が弾くリード部分を担当
しているように思えた。そのぶん石君がリードパートを弾きまくる場面が少なくて
ちょっと残念だったけれど。

「今宵の…」は、いつもなら「♪新しい季節の始まりは」からギターが細かくリズムを
刻んでいるが、今回は若干アレンジを変えていたようだった。
いつもながら、曲に細かく手を入れている。
「リッスントゥー…」は、宮本が曲前のMCで、若かった頃の記憶がフラッシュバック
する時の強烈な恥ずかしさや後悔の念について語っていたが(相当略してます)、
その経験に激しく共感した。あれは全くいたたまれないもんです。
そんな話の後に聴いた生の「リッスントゥー…」は、CDとは比べものにならないくらい
身に沁みた。

続く「こうして部屋で…」から「starting over」の流れはこのライヴの一つの山だった。
「こうして部屋で…」はライヴのために滅茶苦茶格好良いイントロダクションが挿入され、
ごりごりにロックな演奏が繰り広げられた。石君・ヒラマ氏のツインギターから、
宮本が乱入してのトリプルギターの掛け合いは、脳髄が沸騰しそうなほど格好良かった。
スケールのでっかい演奏というなら「starting over」も然り。
しかし「starting over」、実はこんなにロックなアルバムだったとは。
ライヴを体験して初めて判った(CDではなく)。

「四月の風」はライヴで必ずといっていいほど演奏される曲だが、今回は珍しくMCで
曲が出来た頃の話をしていた。
丁度レコード会社との契約が切れ、事務所は解散し、下北のライヴハウスしか活動の
場がなくて、それでも曲は書き続けていて、という状況で作られたという。
そんな時に当時のファンは花束を持ってライヴハウスに来て、「頑張ってください!」と
フレンドリーに接してくれて、それでよし!と気持ちを奮い立たせながら、自部屋で
あの曲を書いたらしい(これもかなりの抄訳)。
考えてみれば先の見えないどんづまりの状況で、あんなに明るく希望が感じられる曲を
書いていたのかと思うと一瞬言葉を失う。
暑苦しい部屋に吹き込んできた風に、「何かいいことが起きないかな」と感じたという
「四月の風」制作時のエピソードのリアルさに、何ともいえない気持ちになった。

このあたりから、演奏のラストの余韻が消え去るまで、お客さんが誰も拍手のフライングを
せず、音が消えるまでの間、沈黙の瞬間が自然に生まれていた。
これって実は凄いことなんじゃない?

「風」は、これまで一度もライヴで演奏されなかった曲だった。
私はこのアルバムが非常に好きで、ラストのこの曲ではつい泣けてしまうこともある。
はかない、留まることなく流れゆく、かけがえのない一人一人の生命について
歌われる「風」は、ライヴでもやはり素晴らしく切なく、涙腺が相当にヤバかった。

しかし、しみじみとした空気を一気にかき消すかのように、短いMCに続いて
畳みかけるように「FLYER」が始まる。
曲入りのところのトミのドラムが凄まじい。太くうねるアンサンブル。ただ圧倒された。
今のエレカシが持っている揺るぎない確信があらわれた演奏だった。
「風」~「FLYER」は今日のもう一つの山場だったと思う。
もうためらいなく言い切れる。今のエレカシは最高だと。

これまでの曲は基本宮本個人の物語であり、モノローグだった。
けれど今のエレカシの曲は、まぎれもなく宮本自身の言葉でありながら、いろんな
人たちのいろんな思いを乗せることができる、強くて開かれた物語になっている。
だからより多くの人の耳と心に届くのだ。
エピック時代の曲がレア曲として珍重される傾向もあるけれど、今の彼らはどんな時期の
どんな曲をやってもきちんとこちらに届くように歌ってくれるに違いない。
アンコールのラストに宮本自身が「硬軟とりまぜていいコンサートになりました」と言っていた。

これまでエレカシのライヴを見てきて、毎回のように突っ込みの多い感想を書いてきた
けれど、今回は本当に最初から最後まですべてが素晴らしく、嬉しかった。

新しいファンの熱気がこんな素晴らしいパフォーマンスを引き出したのかもしれない。
かつてのエレカシバブルとは明らかに違う、今の熱い空気がこれからも長く長く続いて欲しい!
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Comment

エレファントカシマシここにあれり

最終日なのに曲数を読みまちがえ、せっかくの機会に失礼しました。次回はぜひゆっくりと!
ライブ後からずっと本当に色々なことが頭に浮かんで、さっき自宅に戻ってすぐMさんのところに来て見たら!やはり書かずにいられない(笑)
自分も今回は「何か書きたい」と思ってしまいました。きっと他のところも盛り上がっているのでしょう。
Mさんの記事も今はちょっと我慢して、ココロを落ち着かせ、ゆっくりと読ませて頂く楽しみに取っておいて(笑)
また来ます。

素直にうれしい!

こんばんは。
ライヴの時はお忙しいところありがとうございました。
今回のライヴは宮本じゃないけど、「素直にうれしい」という感想ですわ。他の個人ブログも相当盛り上がってるみたいです。ここでもよかったらガンガンレポを書いてください。もちろん他の方もよろしければどうぞ!
記憶力が年々衰えてきていて感想を書くのもなかなか一仕事になってきています。でも抗うぞ(笑)。

真面目なひとたち

さて書き出そうかと座り直して見たものの、Mさんのレポが気になって、、半分読みかけたところで、はたと気がつきました。
今まで自分、レポはほとんどライブ直後に自宅に戻って一気に書き上げていたんですねぇ。それもメーラーに直打ちでぴゃーっと(笑)で、他の方のレポは後から読んで。今までMさんのレポが先で自分がその後に書くってことがなかった。
Mさんのレポ、読んじゃうとまるで自分がそう思ったみたいに自分のレポに書いちゃうんじゃないかなとか、瞬間思ったんですが誘惑に勝てず(笑)今から読みます。
で、自分がそこでどう感じたのか、が判るようにレポしてみたいと思います。

コンサートツアー2008“STARTING OVER” C.C. Lemonホール 2008.5.3

去年の渋谷AXライブが1年前だと勘違いしたほど時間が経った気がしてた。新春のなんばHatchライブも記憶が怪しいのは、多分レポを書いていないせいだと思う。
2006年3月29日「町を見下ろす丘」の発売日に短い感想文を書いているけど、その年のツアーはなんばHatch、BIGCAT、日比谷野音と行っても、レポらしきものも書いていない。ライブに行こう、宮本に会いにいこう、そう思ってはどうにかやり過ごしていた頃からもう2年が過ぎる。

1 DEAD OR ALIVE
今回これを歌うというのですごく楽しみだった。このアルバムが出たとき、毎年こんなのが1枚出るなら、シングルとかフルアルバムとかじゃなくてもいいんじゃないの?と思ったな。歌詞はエピック、音は打ち込みを経た新境地という絶妙のバランス。
2 今はここが真ん中さ!
出だしのギターと「はじまるぜ~」と青いタンバリンの「夢を見ようぜ」のようなオープニング曲。個人的に「今はここがど真ん中」の「ど」です。
3 悲しみの果て
新しいファンと思われる方たちが、目の前でいい感じにきらきらしていた。全体に今回は用意された「曲の説明」を入念に聞けたし、後からは「曲の説明なんですけど」と曲の説明の説明をする、いつもの先生だった。
4 さよならパーティー
シングルの中のこの曲の良さを、説明しなくても十分わかっている人につい何度も力説してしまうそんな曲で、「古ぅ傷ぅに~しみるぜぇ」で特にうーんとなるが、ライブだとなおさらそうなった。
5 今宵の月のように
多分後半のギターのアレンジが渋く新鮮だった気がする。全般に、石君のギターの音数と音量がいつものバランスでなく、サポートの人と3人で音を分け合ったのか、そういうアレンジなのか知らないけど、こっちが予想したところにいつものギターの音が来ず、トミのドラムは質感がより硬く、トータル独特の泥臭さが薄まった感じ。(100%主観です)
6 笑顔の未来へ
暑中見舞いチックなこの曲はPVが可愛くて一時期毎日見てました。「今、マイリルガールって言った?恍惚としてました」とお客さんに確認していたと思う。
7 リッスントゥザミュージック
8 こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
9 starting over
このあたりで、曲間も十分練習された今までにないライブが進む。3人向き合ってのギターセッションは初めて見た。宮本の独特のギター音+技巧派キーボード+骨太のリズムでライブはどんどん進んでこのライブ一番の盛り上がり。
10 翳りゆく部屋
去年大阪の野音で「サムライ」を初めて聞いて、ああこんなカバーもするようになったんだなと思ったけど、CDに入れるとそのときは予想していなかった。ファンクラブで投票してカバーアルバム出して欲しい。
11 四月の風
これを五月の風と言わなかったと記憶していますが、違いますか?これも毎回アレンジを変えていて本当になんて真面目なひとたち。
12 風
13 FLYER
この辺は簡単に書けない、大切にしまっていたい感じです。FLYERはベースの曲だったんですね。四人が完全に1つになった瞬間を見ました。エレカシ宮本ここにあり。
このあと、「流れ星のやうな人生」までよく憶えていません。「夢から夢へと綱渡り」のところで両手を広げて欲しかったのと、「so many people」で正気に戻ってジャンプしていたら足がつりました。

今のエレカシにエピック全曲をライブでやってもらいたいです。
次の野音はどこまでも後ろの席ですが、どんな曲でくるでしょうね。

ありがとうございます

C.C.Lemonレポありがとうございますm(__)m。もう全曲紹介は私には無理(笑)。mikakoさんの記憶力に脱帽です。
今の宮本を見て、前向きになるべき時にちゃんと前向きになることの大切さを思いました。あるいは前向きに折り合いをつけていくことの大切さ、というべきか(意味不明ですか?)。

とてもよくわかりますよ

前向きになるべき時にちゃんと前向きに折り合いをつけていくことができるようになったというか。
今まで彼らは色々な人との出会いの中でここまで来てると思う。
ここで、特に誰がということでなく、契約切れでも必ず彼らを見ている人がいてくれる。そして今回はとくに音のサポートの蔦谷さん、YANAGIMANさんに出会ったのが大きいんでしょうね。
何から何まで一人で背負っていた宮本が、プレッシャーから少しずつ開放されていったと同時に、現実との折り合いをつけていく強さを四人が得たって感じで、人はそれを「大人になる」と言うのでしょうか(笑)

うんうん

やることをやっている人を見る人はちゃんと見ているんでしょうね。もちろんエレカシのやってる音楽がいい、というのが大前提で。
どうせ現実と折り合いをつけるなら、あれだけ前向きになれたらいいな、と思います。でもそれは、一度絶望を経験しているからこそできることなんでしょう(「さよならパーティ」はそんな事を歌った歌だと思います)。大人になるというのはタフな事ですね…。

応援してくれる心を信じる

今回のツアーでも何度も言っていたみたいですけど、
「皆に会うのを楽しみにしてきた」、「いつも応援してくれてありがとう」という心からの感謝の言葉や、
「長いこと生きてきて、辛いこと、悲しいことも一杯あったけど、でも明日に向かって一緒に頑張って生きて行こう!嬉しいことがあったら、友達と分け合おう」と私たちを勇気付けたり。
自分自身にももちろん言い聞かせているんだろうけど、それを皆に向かって恥ずかしさを堪えて一生懸命伝えようとしている宮本先生が大好きです(笑)

自分は一緒に生きていこうと言われると、本当に心にぐっと来て。その言葉にどれだけ救われてきたか。
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