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  • blog “夢の巷”
    日々の感想文。

    エレファントカシマシのファンになって1○年。しかし最近はチケットがとれにくくなってきたためめっきりライヴには行かなくなってしまいました。
    近年は歌舞伎マニアと化すが、新歌舞伎座も開場し歌舞伎熱もやや沈静化。

    好きな役者さんは播磨屋=中村吉右衛門、中村歌六、中村種之助、中村米吉。萬屋=中村時蔵、中村梅枝、中村萬太郎。音羽屋さん、大和屋さん(三津五郎さんの方)も好き。上方の松嶋屋、山城屋さんもいけます。

    一番深く関わっているのは美術。ジャンルにこだわらず展覧会に足を運んでいます。
    (プロフィル写真は夜の旧歌舞伎座。)

    メールは hanaotoko [@] zoho.com まで
    (文字の間のブランクとカッコをはずして下さい)
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エレファントカシマシ@ライジングサンロックフェスティバル(2007.8.18)

お待たせしました。エゾフェス感想の続きです。

今年はどうしても見たいアーティストがいないということで、エゾには行かない
つもりでいた。
しかし途中でエレカシの出演が決まり、WESSにエレカシへのオファー希望のメールを
出した身としては、やはりその瞬間を何がなんでも体験しなくてはなるまいと思い直し、
半ば無理矢理ライジングへの参加を決めた。

とはいえ、今回の北海道行きの表向きの目的は、フェスではなく箱舘戦争跡地
見学-平たく言えば五稜郭行き-なので、ライジングの会場へは二日目入りで
その日のうちに撤収、という実にやる気のないスケジュールになってしまった。

まあ、今年は単純にエレカシが見られればいいや、という気持ちだったのだが、
結果的にはそれが良い方に転んだと言えるかもしれない(詳しくは後述します)。
それはともかく、細かいことは既に忘れてしまっているが、エレカシのライヴに
ついて覚えていることをいくつか。

エレカシの出演するステージはアーステントだ。サンステージと同じエリアで、
以前はグリーンオアシスがあった位置に今年移動してきた。巨大な仮設テントで、
会場脇には巨大なスクリーンが設けられており、場外の人間もライヴを見られる
ようになっている。

RIJではエレカシは毎年不入りだと聞くが、エゾでは早くから会場にお客さんが
集まりはじめ、最終的にはテント全体がほぼ埋まっていたように思う。しかも、
みんなが熱い期待を持ってエレカシを見に来ているのがひしひしと感じられ、
もうそれだけでほんのり感動した。

エレカシ四人が登場すると、その熱に一気に火がついて、テント全体からおおきな
歓声があがる。モッシュゾーンに人が押し寄せ、テント中央部に帯のような空間が
ぽっかりとあいた。
宮本は最初から「エビバデ、どーんといこうぜ、いぇーい!」のハイテンション
モードで、それがお客の熱気にあおられ更に全開に。先生が叫ぶ「石狩ー!」
「呼んでくれてありがとうー!」
しょっぱなの「ガストロンジャー」でみんな狂喜、突き上げる拳とサビの大合唱が
半端じゃない。続いて「今宵の月のように」~「悲しみの果て」の流れで掴みはOK、
特に「今宵」「悲しみ」はほとんどの人が知っているらしく、テント中が大合唱に
なった。
なんというか、ただ発散したい、騒ぎたいというノリやお約束の不自然さとは
全く異質の、愛情こもった大合唱だった。
宮本にも、ここにいる人たちに自分の音楽が伝わっているのがはっきり分かったと思う。
先生も嬉しいだろうなぁと思うと、自分は赤の他人なのにうっかりうるっと来そうになった。

この辺でキーボードの蔦谷氏の紹介が入ったような記憶がある。「地元ですー!」
とも言っていた。
また「風に吹かれて」だったか「笑顔の未来へ」だったかの冒頭で、「蔦谷君と一緒に
作りました」と言っていたがもうどの曲だか記憶が定かでない。

新曲「さよならパーティ」は前述の通り。ドラマチックに盛り上がる曲ではないけれど、
エレカシらしいコードとメロディ(非歌謡曲寄り)のなかなかいい曲だった。
どこぞの曲の紹介では「愛する人よ聞いて下さい」とも言っていたような。
先生、着実に確かな愛情を育てていってると見た(←憶測です)。

このエゾでの「風に吹かれて」は、野音でも演奏した前半をキーボードだけで歌う
「蔦谷バージョン」(勝手に命名)。通常とは違うしっとり落ち着いたアレンジに
テント全体が静まりかえっていたと思う。最後のバンド全体が入ってのサビの部分
では、大合唱しながらみなが手を挙げ、左右に振る様子が壮観だった。
宮本自身がタクトを取るように自分でも左右に手を振っている。
もの凄い一体感に、先生も「史上最高の『風に吹かれて』になりました」と言って
いた。私はいつもの悪い癖で心の中で(またまた~)と突っ込んでしまったが(笑)、
冗談抜きでこれは彼の心からの言葉だろう。

とまぁ、ここまでも素晴らしかったんだけれど、個人的に滅茶滅茶ぐっと来たのが
この後。フェスなので有名曲中心の選曲は当然として、それ以外に何をやるか密かに
楽しみにしていた。
ここでまず「男餓鬼道空っ風」。若い子を踊らせる縦ノリ曲だ。
いつも以上に明るくハジけた感じでとっても楽しかった。

そして、次に来たのが「道」!!!!
この選曲自体もファンには嬉しいものがあるが、私はそれ以上に、宮本がこの曲で
ワンマンと全く変わらない入り込み方、キレっぷりを見せてくれたことに血が騒いだ。

「暇なヤツだけ聞いてくれ」「俺達ゃよ、何で生きてんだ?」自虐と真摯さの
混じったド迫力。
ひとときもじっとせず、ステージ袖までひっこみそうな勢いで行ってそのままそこで
歌う、成ちゃんに絡み、首に腕を巻き付けたまま歌い続ける(最後には成ちゃんに
力づくで振り解かれていた)…。遠目で見ていたので細かい表情などはわからな
かったが、あれはたぶん集中している時の鬼の形相だったと思う。
そしてあれだけヘヴィな曲をやった後で、肩で息をしつつ「新曲です、聞いて
下さい」と「俺たちの明日」をさらっとやってみせる切り替えの鮮やかさ。
こんな大規模なフェスで、自分たちのポップな面だけでなく、ハードコアな面も
何の違和感なく見せてしまえる今のエレカシの度量の広さに改めてノックアウト
されてしまった。

たぶん、すべてが一期一会というフェスの空気がこの幸せな空間を作り出したんだろう。
例えば恒例の野音で全員の大合唱になったり、「風に吹かれて」蔦谷バージョンが
定番になったりしたら、それはそれで何かが決定的に違うと思ってしまう。
フェスのライヴはたまたまその時、その場にいた者たちが作り上げるもので、
いろいろな条件が重なった時、ひょんなことから特別な瞬間が生まれるのだろう。
この瞬間を知ってしまうとフェスに行くのがやめられなくなるのである。実にヤバい。

今年のライジングのエレカシのライヴは多くの人に伝わったと思いますし、
その場に立ち会うことができて本当に良かったと思っています。
改めて、ライヴは生ものであると認識しました。

長くなってしまいました。残りはまたの機会に。
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Comment

はじめまして!
私はライジングサン行ってないんですが、
エレカシがやばかったと聞いて
いろいろサイトを見て辿り着きました。

本当に良かったみたいですねぇ・・・
レポ読んでて、非常に羨ましくなって
書き込ませていただきました。

風に吹かれて好きなのに・・・
そんないいアクトを聞けなくて
悔しい限りです。

エレカシ良かったです!

シゲノさま

はじめまして ^^
こんな辺鄙なブログへようこそいらっしゃいませ。

やー、ライジングのエレカシ本当に良かったですよ!
あんなに暖かくて熱い空気のなかで彼らを見られるとは思ってませんでした。「隔年の法則」* でいいから、これからエゾに定着して欲しいと思ってます。
機会があればエレカシとともにシゲノさんも是非エゾへ!
どっぷりハマりますよー。

*隔年の法則…その年ライジングに出演したアーティストは翌年は呼ばれないというジンクス。実は毎年のように出ている人もいるのでゆるゆるなお約束らしい。

先程シゲノさんのブログも拝見いたしました。
奇遇ですが、私も最近香川照之さんが気になって仕方ありません。先日もNHKの「鬼太郎が見た玉砕」を見たばかりですが、彼の役者魂に惚れました。
これからもちょくちょく覗かせていただきますね~。
どうぞヨロシク。

おひさしぶりです。

やっと子供の夏休みの宿題が終わった。。今年は遅く始まり早く終わる夏休み。ゆとり教育ってなんだったんでしょうね。
ま、普段面倒を見てやらないツケが、毎年かならずやってくる。
この一日(半日)が親子の絆の確認には必要なの、かも。(笑)

さー、9月は東京さ行きますですよ!
大阪野音からずいぶん時間が過ぎたような気もするし。
「道」をフェスでやるなんざ、先生気がきいてるねぇ。
今の4人で鳴らすエピックはさぞ良かろ。

お久しぶりです

mikakoさん
コメントありがとうございます。夏休みの帳尻(笑)は無事合ったのでしょうか。もう夏も終わりですねー。
9月にはAXにいらっしゃるとのこと、私は30日だけ参加ですがよかったらご連絡下さいませ!
エレカシが今度はどんな顔を見せてくれるか今から期待してます。たまには渋いライヴも見たいものです。
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