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  • blog “夢の巷”
    日々の感想文。

    エレファントカシマシのファンになって1○年。しかし最近はチケットがとれにくくなってきたためめっきりライヴには行かなくなってしまいました。
    近年は歌舞伎マニアと化すが、新歌舞伎座も開場し歌舞伎熱もやや沈静化。

    好きな役者さんは播磨屋=中村吉右衛門、中村歌六、中村種之助、中村米吉。萬屋=中村時蔵、中村梅枝、中村萬太郎。音羽屋さん、大和屋さん(三津五郎さんの方)も好き。上方の松嶋屋、山城屋さんもいけます。

    一番深く関わっているのは美術。ジャンルにこだわらず展覧会に足を運んでいます。
    (プロフィル写真は夜の旧歌舞伎座。)

    メールは hanaotoko [@] zoho.com まで
    (文字の間のブランクとカッコをはずして下さい)
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昨年の展覧会&歌舞伎観覧記録

ご無沙汰しております。更新もせぬまま、また新年を迎えてしまいました。

昨年も一昨年と同様に嵐のような忙しさが続き、ブログに長文を書くという習慣が
すっかり途絶えてしまいました。Twitterの方が気軽に書けるので、ついそちらにばかり
かまけてしまったことも原因です。
ともあれ、年の区切りですので、一応昨年の展覧会総評を。
昨年は時間調整がうまくいかず、大型の展覧会をいくつも見逃してしまいました。
一年間で見に行った展覧会数は60少し欠けるくらいと、非常に少なくなっています。

しかしそのなかでも印象的な展示が数々ありました。時系列で列挙します。

「ボイスがいた8日間」@水戸芸術館
「村山槐多」@渋谷区立松濤美術館
「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた…」@東京国立近代美術館
「小村雪岱とその時代」@埼玉県立近代美術館
「川上澄生 木版画の世界」@世田谷美術館
「美しき挑発 レンピッカ展」@BUNKAMURA
「話の話」@神奈川県立近代美術館 葉山
「岡倉天心と日本彫刻会」@小平市平櫛田中彫刻美術館
「稲垣仲静・稔次郎兄弟展」@練馬区立美術館
「天狗推参!」@神奈川県立歴史博物館
「国宝源氏物語絵巻」@五島美術館

以上はどれも見ていてテンションの上がる展覧会でしたが、なかでも
ウィリアム・ケントリッジや小村雪岱、ノルシュテイン展はいちいち
目に焼き付けるようにして凝視してしまいました。
展覧会をそんなにたくさん見られなかった年だと思っていましたが、
こうして挙げてみると、とても充実した展示が多かったのだと改めて思います。

歌舞伎は、現歌舞伎座最後となる四月大歌舞伎の千秋楽第一部を見て以降、
なんだか燃え尽きた感があります。
4月以降も、吉右衛門丈の俊寛や、仁左衛門丈の荒川の佐吉など素晴らしい
舞台がありました。
しかし、やはり印象深い上演はすべて歌舞伎座でのものになってしまいます。
四月の歌舞伎座第一部、千秋楽の熊谷陣屋での、観客全員が息を詰めて舞台を見入る
あの一体感と、それを受け神懸かった演技を見せた吉右衛門・藤十郎丈を見てしまうと、
その後脱力してしまうのも仕方のないことかも、と思います。
それに歌舞伎座は本当に素晴らしかった。今ではあの場に身を置くためにほとんど
毎月歌舞伎に足を運んでいたのだろうとすら思えてきます。
かなりいただけない演舞場のつくりを見るにつけ、劇場という器がいかに観劇に
大切な要素かと今更痛感しています。
以前よりもモチベーションが下がっているのは否めませんが、今年も素晴らしい舞台に
どれくらい出会えるか、今から楽しみにしています。

そしてエレカシは…現在引き続き静観中(実は新譜も買っていません)。
寂しいような悲しいような、妙な気分です。

今年は少し時間が出来ると思いますので、引き続きこの場をよろしくお願いいたします。
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最近の展覧会

3月はほぼ毎日曜日にいくつかの展覧会が終了するので結構忙しい。

アジアとヨーロッパの肖像@神奈川県立近美(葉山)/神奈川県立歴博
チャロー・インディア!@森美
ルーヴル美術館展@西洋美術館
追憶の羅馬展@大倉集古館
近代の屏風絵@泉屋博古館
小熊秀雄展@熊谷守一美術館

数見ればいいってもんではないでしょうが、まあできることからこつこつと。

このうち、大倉~泉屋の流れは見応えがあった。
大倉は大智勝観、菊池契月、前田青邨が良く、またそれ以上に関連資料(画家とやりとり
された書簡や費用明細、事務書類など)が非常に興味深かった。カタログがないのが残念。

泉屋は、どの作品もべらぼうに保存状態が良いのに驚く。香田勝太という画家の油彩による
屏風が面白かった。江戸時代の屏風二点(四季草花図屏風、二条城行幸図屏風)が
素晴らしい。

月の後半は4~5本展示を見に行く予定。

ますます写真がおもしろい

年度末の疲れか、一瞬気を失っておりました。
その空白をとりもどすべく、先々週末から展覧会巡りを加速させています。


三井寺展@サントリー美術館は怒濤のヴォリューム。
寺宝を総ざらえしたのでは?と思うほどすばらしい作品の数々がこれでもかとばかりに
繰り出される。ワンフロア見た時点でもう満腹、でも幸せ。

アーツ&クラフツ展@都美術館
アール・ヌーヴォー、アール・デコの先例もあり、都美館での近代の工芸ムーヴメント
展示はすでに一つのシリーズと化しているといっても良い。
それら過去の展示が今回の展覧会とリンクする部分をあれこれ考えてみるのがおもしろかった。
三国荘の室内空間と調度品との調和には実にビミョーなものを感じた。

福沢諭吉展@東京国立博物館(表慶館)
個人的には福沢門下生の美術コレクションの凄さが見どころ。
会期終盤の会場は老若男女で大混雑だった。そして、展示規模に比してショップが
充実していた。
やはり出身の方々が記念にグッズを購入されるのだろうか?

高梨豊@国立近代美術館
多方面にわたる豊かなキャリアを持つ著名な写真家の方らしい。
どれも非常におもしろかったが、特に東京という都市の生活感や猥雑さ、闇を感じさせる
空間や隙間ーどれも1980年代末のバブル景気の中で急速に失われていったーを
さりげなく切り取った連作が良かった。
…やっぱり歌舞伎座をのっぺりしたビルにしてはダメだと思った。

土門拳@日本橋三越
言わずと知れた巨匠。
代表作を少しずつチョイスしてあって、これまで作品をきちんと見る機会がなかった私の
ような人間には非常におもしろく見ることができた。戦前~戦後まもなくのモノクロ写真が
素晴らしい。
都市や著名人のポートレートを撮る視点/テイストが上の高梨氏とは全く違っているのが
興味深かった。淀川長治氏の写真がもっとも衝撃的かつ印象的だった。


年初の石内都から始まり柴田敏雄、高梨豊、土門拳と写真展がどれもすばらしく
充実していて楽しい。これからは、判らないなりにこちらの方面も覗いてみようと思う。

写真家の眼

ランドスケープ 柴田敏雄展@東京都写真美術館

初期はモノクロームの銀塩、近年はフルカラーのデジタル写真で記録された、風景の中の
幾何学的な造形美。ダムや、切り立った斜面沿いの道路、ガソリンスタンドなどが
対象だが、それらがその対象そのものとして目にとびこんでくるのではなく、
緻密な計算のもとに美しく造形されたひとつの平面図として見えてくる。

たぶん、あんな風景は自分の身近にあたりまえのように存在しているのだろう。
でも我々は、普段その事に全く気づいていないのだ。
しかし写真家は、ある風景を眼にした時、そこに既に完成作品の完璧なイメージを
二重写しに見ているのである。
そう思わせる隙のない造形が、風景の中から立ち現れている。
中でも水量によって異なる表情を見せるダムを撮った写真に眼を奪われた。
特に、垂直に見下ろした放水の瞬間を切り取った連作は圧巻。
近年の作品には併せて色彩の力も加わり、なんとも非現実感漂う空間を創りだしている。
予備知識ゼロで見たが、とにかく圧倒された展示だった。

1月の展覧会

先月は多忙だったので展覧会をそれほど見に行っていない。
楽しみにしていたものもいくつか見逃してしまった。
一番見たかった展示を後回しにして見逃してしまうなんてただのアホである。

色んな意味で印象的だったのは石内都展(@目黒区美)だった。
旧作から最新作までをダイジェストのようにして見せたもの。
広島をテーマにした作品を見るのを楽しみにしていたのだけれど、個々の写真の見え方
(≒アプローチ)にバラつきがあるように思えて思っていたよりも作品に入り込めなかった。
もちろんそれは見る側の問題なのかもしれないが…。
展覧会自体はカタログも含め非常におもしろかった。

その他、板橋区美、科博、八王子。
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