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  • blog “夢の巷”
    日々の感想文。

    エレファントカシマシのファンになって1○年。しかし最近はチケットがとれにくくなってきたためめっきりライヴには行かなくなってしまいました。
    近年は歌舞伎マニアと化すが、新歌舞伎座も開場し歌舞伎熱もやや沈静化。

    好きな役者さんは播磨屋=中村吉右衛門、中村歌六、中村種之助、中村米吉。萬屋=中村時蔵、中村梅枝、中村萬太郎。音羽屋さん、大和屋さん(三津五郎さんの方)も好き。上方の松嶋屋、山城屋さんもいけます。

    一番深く関わっているのは美術。ジャンルにこだわらず展覧会に足を運んでいます。
    (プロフィル写真は夜の旧歌舞伎座。)

    メールは hanaotoko [@] zoho.com まで
    (文字の間のブランクとカッコをはずして下さい)
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はみだしものの系譜

このカテゴリではこれまで田中小実昌、金子光晴といった人たちの名が上がってますが、二人とも世間からそれぞれの流儀ではみだしてしまった人であるように思います(坂口安吾はもっと地に足の着いた印象があるのでとりあえず除外)。
もしこんなくくりがあるとしたら、他にはどんな人の名が上がるのかなぁと思いました。思いつく名前があったら教えて下さい(深沢七郎なんて人はどうなんでしょうね?)。

『絶望の精神史』折り返し地点。町田康『告白』のテーマと自分の中でもろにシンクロ。
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読書メモ

去年から自分の事にかまけているうちに、すっかり世間の事に疎くなってしまった気がする。

小林信彦『日本の喜劇人』
ほとんど知らない時代の事ばかり。子供の頃のテレビがおもしろかったという記憶があるが、あれは著者が言う、昭和30年代後半のテレビ黄金時代の余熱だったのか。

大谷晃一『大阪学・世相篇』
大阪を何度か旅行して、彼の地に興味を持った。
なによりあの言葉にひかれる。赤の他人に対しても必ず「しはる」「してはる」と丁寧語を使う細やかさと、それと共にくだけた親しみや共感をしっかり表すことができるあの言葉に。
話すだけで人との距離感をぐっと詰めることのできるあの感じがうらやましい。これはNHK語では絶対無理な話だ。
ま、それだけじゃなくて、こちらの感覚ではなかなかに違和感を感じる行動や思考も多数紹介されていておもしろかった。
でも実は一番印象的だったのは、大学学長としての卒業式・入学式訓辞だったりする。いずれも名スピーチである。

ここから更にガチンコな読書をする予定だったが果たせず。
ついテレビ(プライド)に夢中になりすぎた。
安吾まではまだまだ遠い。

読書メモなど

しばらく探していた本を手に入れることができた。
十数年前に出版されたさほど古くもない本だが、部数が少なかったのかほとんど
稀覯本になりかかっていた。書店によっては1万円以上の値段をつけているが、
それを定価以下の価格で買えた。念じていれば本当に必要なものは自ずと
呼び寄せられてくるというが、今回はそんな幸運に恵まれたのかもしれない。
感謝。

ぐちゃぐちゃの本箱から、文庫版の坂口安吾全集を引っ張り出して読み始める。
クール、明晰、分析的な文体で読んでいてすっとする。目星をつけていた巻に
「堕落論」は入っていなかった。探し出さないと。

『これは「骨董」ではない』2時間ほどで読了。

田中小実昌「ポロポロ」

人からこの本のことを聞き、おもしろそうなので読んでみた。(>thx mikakoさん)

「ポロポロ」は短編小説。簡単に読めてしまうけど、読みながらだんだんこわくなる。
内容は、恐怖とは一切無縁の、著者の幼少時の回想。しかし、あらゆるものごとから
意味を剥ぎ取り、出来事をむき出しのまま転がしてみせる手つきは冷徹そのものだ。
(著者に言わせればこんな気取った言い方がすでに物語を語っていることになるのだろうが。)
ある日の回想は筋など一切無視してぐにゃぐにゃと蛇行し、突然すぱんと切り取られた
ように終わる。
安直な感情移入や意味づけを許さず、物語を語ろうともせずただ起きたことをひたすら
見つめるまなざしには、厳しく鍛えられた知性を感じる。
だから、とてつもなくこわい。

表題作以外の初年兵時代ものでは、笑いを誘う箇所やのんびりとした語り口もあって
「ポロポロ」のようなこわさはやや薄らいでいる。でも、意味を剥ぎ取って剥ぎ取って
残ったものだけを書き記している、という印象は変わらない。
どちらかといえば意味を見出したがり病の私であるが、この人の文体はむしろ自分の体質に
しっくりときた。文章を書くなら、こんな風に書きたいと思った。
筑摩文庫で選集が出てたっけ?今度は「アメン父」でも読んでみよう。

田中小実昌『ポロポロ』2004年 河出文庫

めくるめく陰謀の世界

以前たまたま出会ったメーソンマニアのタクシー運転手さんの話をしましたが、
この話を読んでフリーメーソンに興味を持ってしまったあなた!
今、ジュンク堂新宿店8Fで陰謀フェアを絶賛開催中です(マジ)。

フリーメーソンはもちろん、シオンのプロトコル(シオン賢者の議定書)など
陰謀論の基本図書を一気に押さえるチャンス!

・・・と聞いて眉をひそめる向きも少なからずいらっしゃるのでは。

ご安心下さい。
陰謀フェアの隣の棚には「と学会」関係本(笑)、そのまた隣にはメディア・
リテラシー及びプロパガンダに関する入門書・研究書が配されており、
陰謀論の世界に対する解毒剤の役目を果たしています。
企画者の絶妙のバランス感覚、というか洒落っ気がうかがえる陳列ですな。

ともかく、その手の本に興味のある方には一見の価値あり、の特集です。
期間は今月いっぱいまでらしいので、覗きに行くならお早めにどうぞ。

ジュンク堂書店
http://www.junkudo.co.jp/
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